カテゴリ:授業( 8 )

そうくるか!(チェンバロの構造)

チェンバロは一年やっていたが、構造は頭に入らなかった・・・

のが去年。

そして、今年中2にチェンバロの構造を教えるはめになってしまった。

苦肉の策で見つけたビデオを2回視聴させる。

(私のフランス語ではややこしくしてしまう部分が、もろに前任の先生が作った試験の内容だから)

そして生徒からのつっこみ。

「なんでプリントの写真の鍵盤は白と黒の配色がピアノと一緒なんですか?」

心の声 ぎゃーーーー!こちらから言うまえに気づいてしまった!

「ついでに支柱も逆だ」

心の声 やはりこのイラスト使わなきゃよかった!(教育委員会作成のプリントの再利用だった)

チェンバロのコードは2本ずつあります。鍵盤が2つあるから。という説明に

「でもピアノは鍵盤1つだけどコードは3つだよ?」

心の声 だって、ピアノのコードが3つなのは音を大きくするためで、
チェンバロのコード2つとはそもそも目的違うじゃん

私の実際の解答 「私の知る限り、鍵盤を2つ使うときは1つの鍵盤をずらして
2本はじくようにします。そうすると音が大きくなります。そうでないときは、
1本ずつ独立するように鍵盤をずらします。詳しい説明は、来週調べて再度伝えます。。。」
なんで、はっきり言えなかったんだろう。。その通りなのに!!

「どうして、鍵盤の色がピアノとは逆になったんですか?」

心の声「確か鍵盤の色が黒いのは手を白く見せるためと聞いてたけれど、
出典がないから、はっきり言えない・・・」
実際の解答「手とのコントラストのためだと思うけれど、正直はっきりは知らない。
来週調べて伝えます。もしも皆が調べてわかったことがあったら、来週発表してね」


ああ、なんで出典とか出所とかがはっきりしてないと、はっきり断言できない性格なんだろう。
これで、何度人生のチャンスを逃したことか。。。

先生ってはったりが必要って本当ですね。
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by gaiakiko | 2014-01-21 03:20 | 授業

中3にアリーシア・キースの歌心を教える計画2

そういうわけで、時期テーマは「音楽は街を描き出せるか?」
スティーブ・ライヒのシティライフという曲をメインにすえ、
音楽の中に取込まれた街の雑音を取り上げる。

歌をつけないといけないので、シティライフがニューヨークの雑音を
取込んだことにちなみ、ニューヨークに関連する歌を歌うことにした。

ビリージョエルとかジョンレノンとかきいてみたけれど、
難しそうで断念。
ニューヨークなのにフランス語という考えは一切なし。
フランス人の先生がきたら、素晴らしい発音で教えてもらえるだろうし、
あえて私がフランス語を歌わせるのはなしにしよう!
ということで、アリーシアキースのエンパイアステイトマインド パート2。

歌詞に問題があるので、ジェイZとの元の曲はちょっと訳せない。。。
が、とりあえず、月曜にはさび部分だけ教えて、ジェイZとコラボしてもらう。

歌ってくれるかな?三年生。。。
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by gaiakiko | 2014-01-19 18:43 | 授業

中3にアリーシア・キースの歌心を教える計画

現在、中3は前任の先生のテーマ「統一性から生まれる複雑性(適当な訳)」をまだ教えています。早い話が、ラベルのボレロを中心に据えて、1つものを繰り返すことのなかにも個性やバラエティを出せる、というようなないようです。
正直、最初の2週のうち、1週目でリズムとメロディーを教えて、2週目で音楽と振り付けの関連を議論させて、とのことだったけれど、現在リズムすら教えられていない状況。。
3週目決定。
なめられていて、授業がなかなかまとまらなかったので「再来週、これからやるリズムができるか実技試験するから!」と予告。

今週月曜にリズムを完璧に教える。
来週月曜に振り付けの関連性をちょっと議論して、またリズムを猛特訓。
3年の担任の先生との共同授業を、彼らの学級会やフランス語の授業に(喜んで)差し上げていたのですが、試験のため枠をもらった。

すでに彼らのフランス語の先生と話をつけて(?)、來タームはフランスの中3にかされた
複合芸術の口述試験対策にあてると決めており、それは戦争と芸術のかかわりを扱うので、
今タームの残り3週間は少し気が抜けるような内容にしようと心にきめた。

続きはのちほど。
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by gaiakiko | 2014-01-19 02:21 | 授業

大人な中2

今日はきょうはで、音楽専攻でない中2の授業がありました。
このクラスは割と大人なクラスなので、授業前に
「お願い!今日は楽しんでほしいから、笑うのはいいけれど
さっと集中してね」と伝える。

その後、予めホワイトボードに書いておいた、
「歌手一名、役者一名募集」の文字を無言で見せた。
歌手は希望者がいなくて、結局1月生まれを指名。

タンタンの世界に入ってほしかったので、生徒がプリントを出している間に、
タンタンのテーマソングを出して世界観を演出(?)。
やはり人気マンガだけあって。食いつき抜群。
普段結構おしゃべりな子も黙る。まあ、数人はうるさいのがいたけれどさ。

タンタンの中のカスタフィオールという登場人物の歌うシーンを見せたあと、
そのまますぐにオペラ歌手の歌う同じアリアを聞かせる。
オペラのアリアで、自然な声で歌うのと違ってテクニックがいるんだよ。
テクニックっていうのはこうだよ、と見せた。

歌手役の子が、本気でいやがっていたので
私がすることにし、彼には歌う姿勢だけデモンストレーションしてもらう。
のど声で、超どヘタクソに歌ったら、生徒は受けていた。
生徒に「今日、舌持ってきた?」と冗談で聞き、
舌で柔口蓋を触らせ、まずここをあげて声を頭の上に響かせます。
でもこれでは、声が小さくてオペラでは歌えないので、次に空間と接続します。
空間に接続するとは、空気を響かせることです。
ほら!こんな風に!と歌ってみせた。(ソプラノリリックなため、
小さく歌っても声量だけがあるので、なかなか難しかった。。。)

うーん。テクニックはよくわかってない顔だったが、とりあえず、
声が変わったことは気づいてくれたみたい。
その後、わかってないと困るので、宿題でテクニックをレジュメにして提出するよう指示。
来週再度確認する予定。

来週は、タンタンの他のアニメに出て来る男声オペラ歌手の声についてやって、
再来週はついに「ヴァラエティ音楽」とフランス語で言うところの、いわゆる流行歌の説明が
このクラスとは出来そう。


私のしきりミスで、俳優役の子の出番がなかったので、
これから彼には大活躍してもらって、カスタフィオールの台詞を読んでもらったり、
流行歌の歌詞に演技付けさせる予定。
できるかしら。。。?

その後、彼らとはちょっとだけれど、全員で何かをするような感覚が味わえる
ウォーミングアップをして、彼らに教えるビートルズのイエローサブマリンのさびを
教えた。



中2は大人だ。
この子供用の曲をいかに面白く味付けするかが、楽しみどころなので、
1週間考えます。


今日の中2には本気でありがとうと言いたい。
ありがとう!!
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by gaiakiko | 2014-01-17 05:08 | 授業

もう1つ

中3のクラスに、私に教師には厳禁のため口で話した子がいた。初回だし、自分の力を周りに見せたかったのだろう。それもまた、結構ショックで1週間いろんな人に相談して、悩んでいた。

思春期だし、いろいろ反抗した方がいいだろうと思う。でも、私が中3の態度で気に入らなかったのは、むしろ周りの誰もが彼を止めなかったことだった。

折しも、12月にフランスの中3は職業観察というインターンシップを経験する。将来つきたい仕事の場を実際に経験して、仕事の長所、短所を観察したり、今後必要なディプロムなどを調べるというもの。

そのレポートを私も何人か分採点することになったのだが、その中にため口の子もいた。彼のレポートは、彼が本当にそのインターンで学んだんだな、とわかるような内容だった。
それで、中3クラス全員に匿名で、

実はこういう子がいたの、ため口で逆らうなんてことは中3なら、驚かない、彼は勇気や力の見せ方を間違った方向に使っただけだ。だから、彼は自分の能力を活かす方法を学ぶ必要がある。私が一番ショックだったのは、周りの誰一人も止めなかったこと。それは、果たしてよい友情なのだろうか。

と聞いてみた。フランス人は本当に個人主義で、自分が良ければ人はどうでも、という節がある。それは返せば自分を大切にする能力で、日本人とは違う価値観というだけなのかもしれない。けれども、一度でも社会に出れば自分の失敗を誰も注意してくれない、人と協力することを知らない、人をリスペクトする術を知らない、のでは悩むことがどんどん増えると思う。


彼のレポートの一文にとても感動したので、皆にそれを説明した。個人情報もあるのであまり書けないけれど、修復の仕事。たった1つだけ、「とても重いはしごを運ぶ」仕事をして、あとは働いている人たちがやった。結果は「マジック」のよう、とても綺麗に修復された。という件。
でも、彼がはしごを運ばなかったら、そのマジックは起きなかった。どんな仕事でもそう。一人一人が自分のタスクをきちんとこなさないと、結果はついてこない。そういう地道な努力があった上で、結果を見た人には魔法のように見えるだけなのよ。
音楽なんて興味がない人もいると思う。音楽なんて関係ない、じゃない。確かに音楽では、歴史とかリズムとか、人生に関係ないことを学ぶけれど、一番大切なのは、音楽は共同作業ということ。社会に出たときにキチンと仕事をこなすための訓練をこの場で音楽を通してすると思ってください。
誰か一人が完璧に出来るだけでは足りないし、誰か一人ができないだけで全体の努力がだめになるんです。

拙いフランス語で必死に語りかけたのが運をそうしたのか、授業後、彼にすれ違ったら、「こんにちは、マダム」と挨拶してくれた。

まあ、そう毎回毎回上手くはいかず、人とあった分だけ悩みも増えるのだろうが、それでも此の事を今後の心の支えにしようと思いました。
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by gaiakiko | 2014-01-15 04:46 | 授業

複雑な思春期の生徒

中2の音楽科のクラスは10人以下と少人数だけれど、
学級崩壊は止まらず。 聞けば、小さい頃からずっと一緒なので、
なれ合いになってる模様。
笑うのをやめない、話すのをやめない、他いろいろ。
しかも、私がプリントの綴りを間違えるというミスを犯したため、更にネタをあたえてしまいました。とほほ

今日はついに、通常それでも集中できる子まで話し始めたり、クラスの他の子と目配せしあったり。 コンタクト中の顔が、意地悪な顔だったので、ああ、いい事コンタクトしてないんだな、と堪えてしまった。
合唱の授業に、一人どうにもこうにもやる気のない子がいて、 その子が他に影響あたえまくっていた。 最終的にクラスの後ろに座らせて、連絡帳に記入したけれど、 自分がサインをするのを忘れた。失敗ばかりだ。
その後、一部の生徒が連続して来る音楽科の授業で本当は真面目な感じの子だったはずの子が、
皆で活動しているのに横と話し続け、それで皆の前に移動させられても、感じ入る様子は一切なし。
完全に横を向いて話したり、下を向いてるのに、注意して連絡帳を出せ、というと「話してない!」と反抗的な態度と物言いで言い返してくる。
あまりに回数が多く、人に迷惑がかかるからするな、と言った私の指示を守らない。
その子も含め、私語、くすくす笑いが多くて、他の生徒の発言を聞けず、
授業がまったく進まないので、終了10分前に堪忍袋の緒をわざと切ってその子を追い出そうとしたが、 その子が問題児を生徒の生活指導部屋に連れて行く役目の学級委員だったため断念。
その後、教室の後ろに座らせた。反抗的な態度。反省の色は全くなし。
指示なく移動しようとする、授業が終っていないのに勝手にその持ち場を離れる。
それで、授業後に「合唱中に何があったの?」と聞いてみても、返事は一切なし。
目もあわせない。そして、しかったら泣いた。

このクラスには、「私は外人だからフランス語は皆ほど得意じゃないけれど、お互いいいものを助け合ってわかちあいたい」という作戦は一切聞かないみたい。ただ、見くびられるだけだった。音楽科なのに。あんなに集中できないなら、実力もはかれるというものです。音楽科だからこそ、人生の全てが取ったディプロムで決まるこの国では、音楽関係の道にしか進めない。
実力がなければ、努力を知らなければ、自分を高めるだけの精神力がなければ、苦労するだろう。私が味わったような苦労や苦悩は経験してほしくない。どうしたら、彼らにわかってもらえるだろう。
音楽は、精神の修行だってこと。

悩みはつきませんが、これで自分の人生を壊してしまってもあれなので、勤務時間と最低限の仕事以外はなるべく私生活での自分の勉強を守って、バランスをとって行こうと思います。
結果、それが気分転換になって授業もはかどるような気がします。

先生って大変なんだな。
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by gaiakiko | 2014-01-15 04:29 | 授業

怒濤の1週間

怒濤の1週間。月曜午前。反抗期まっただ中の中3。
完全なる学級崩壊、教師に対するリスペクト皆無。
その後ショックから立ち直ることなく一日目終了。

火水の非出勤日に、他の授業に出まくって勉強。

木曜の1時間目。何かよくわかんないけれどめちゃくちゃ厳しい先生を演じることにし、「私の授業を受けるときの規則」を授業時間を割いて生徒とディスカッション。その後、日本についてや私がフランス語が仏人のようにはできない理由を教えた。今後規則違反には罰、居残り、教室追放すると予告し、全員に了承させた。もちろん、許可無くしゃべったもの、話しかけらえて答えたものは、共同責任で親への連絡帳を提出させる。(初回だし、あとできちんと何でだめかを説明して返したけど。)サイエ!

金曜は月曜に笑うのをやめなかった中2音楽科クラスが他専攻の子と来る日。真っ黒の「衣装」、ひっつめ髪、きつめの目に化粧して、月曜とは別人のすごく厳しい先生の役を演じる。教室に入れる前から生徒に「全員黙らないと教室に入れない」と予告。教室に入れたら即、学級委員長に「全員を黙らせろ。授業を受ける準備が整ったら、頼みにこい」と指示。私は教室前方でうるさい子に目くばせして、委員長を手伝う。黙る迄5分かかったが、完全に静かになるまで、一切の発言質問を拒否する。その後、月曜の音楽科が酷い態度だったことを説明。授業を受ける時の態度はどうあるべきか、他人に対するリスペクトとは何かを討論、というか説教。私の仏語がおかしかったら、即手をあげて指摘、聞き返してと言う。その最中に、またこそこそ笑ったやつがいたので、即「(親との連絡帳)を出せ」「笑った生徒は自己申告で提出しろ。最初に声をあげた者は全員分集めてこい」と指示。この時点で生徒は私が怖いとわかったようだし、その後、授業。タンタンという有名アニメを扱うので、少し生徒がリラックスした。

後日談。金曜の授業でシリアスな時に生徒がざわついたのは、私の「クレール?(わかった?)」が「コレール?(怒ってる?)」に聞こえたかららしい。それを生徒がいいにきて、二人で笑いあって1週間終了。彼女が他の子たちに伝えといてくれるらしい。

1週間の間に、月曜の中3対策を終えた。次にため口で話したもの、指示を無視して話し続けたものは、即教室から追い出するので後はよろしく!と方々に予告。それに同調したものには罰をあたえる。2回目は2倍。3回目は4倍だ。善悪の判断がまだ自分でできないなら、わからせるしかない。
彼らの為だ。私はやるぞ。
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by gaiakiko | 2014-01-13 06:20 | 授業

ついにあと2日

十分あると思っていた2週間のクリスマス休暇も残すところあと2日。
だらだらと方向性の定まらぬまま準備を続けてしまい、
結局今年はクリスマスもお正月もなしでした。

10種類の授業のうち、2つは合唱(まだフランス語を暗譜していないという)、
2種類は特殊なもので、同僚の先生方が初心者の私のために年明け最初の
コマは引き受ける!と言ってくださったので、準備なし。
それ以外のプリントは作り、今前任の先生兼上司に送ってみました。

フランスでは10年ほど前から(正式な年数は忘れた。。)「複合芸術史」と訳したらいいのか、
美術や音楽、文学史などを総合して学ぶ試みがなされているようで、
中学最終学年の3年生(でも4年目)は、その総まとめとでもいうべき試験があります。
フランス語、地理・歴史、美術、音楽の先生方がそれぞれに課題を出し、
そのうち2つを生徒が選び、口述試験の準備をします。
(まだきちんと把握してないので、間違ってるかも・・・)

私の前任の先生はアラゴンのある詩を元に作られた様々な楽曲の分析をテーマにすえていらっしゃるので、私はそれを引き継ぎます。
(実は、個人的に昨年1年勉強しまくり、オケのリダクションをオケ譜を見ながら弾ける
春の祭典を扱うクラスもあるようで、そっちに変えたいが、私が研修をしたバカンス前では
変更するには遅すぎたので仕方ない!!!)

まずは、年明け、生徒に作品リストが配られ、選びます。各教科の担当教員は、
それぞれ、自分が課題に出した作品を1クール教えます。
生徒は、自分が選んだものも、そうでないものも一通り学ぶことになります。


アラゴンの詩。
プーランクの「c」を歌って以来、久しぶりに読みました。
世界史は高校の必修世界史Aしかやっていないので、学ぶことが多くあります。

この年末年始、様々な中学の授業内容やアカデミー(教育委員会?)の発行している
参考資料、はたまた国の文書などを読みましたが、教科書に従う授業を受けてきた私にとって、
教科書のない授業というのは未知の世界、なにをもって自分の選択でよいと確証が持てるのか
不安です。そんなとき、元保健の先生の母に、「生徒も教師も考えさせる教育なんでしょ」と言われ、はっとしました。自分がまかされた仕事の責任と重大さがわかってきました。
特に、前任の先生が超大ベテランですから、生徒にも私との差がわかってしまうでしょう。
異文化から来たフランス人でもフランス語圏出身でもない私ならではの物の見方を提示して、
いろんな価値観があることをわかってもらえるように頑張ろうと思います。

ああ、私の研究はいつになったら進むのでしょう。。。
時期タームは、絶対マダムジャポネーズならではの「世界の音楽シリーズ」を取り扱うぞ!!
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by gaiakiko | 2014-01-04 07:11 | 授業