1週間のお試し採用が決まったのが2週間前。
それ以来、授業準備に明け暮れています。 研究活動は2ヶ月に1度のコンセルバトワールの長期休暇にあてていたのが、 今回はそっくりそのまま授業準備にあてるはめになってしまいました。 1週間でプリント作りを終わらせて、今日からの後半1週間は、 研究にあてたかったけれど、どうなることやら。 授業準備ですが、1セカンス(休暇明けから次の休暇までの5、6週間)のプリントを作り、 コーラスもあるので曲を覚え、伴奏を練習し、日本語ではいくらでもごまかせるけれど、 フランス語で専門家でない人に説明するとなると怪しくなる音楽の予備知識を フランス語にして、大雑把に覚える・・・ということをしたい。 性格上、はったりが苦手なので、ここは綿密に用意して自信を付けるしかないです。 フランスの中学は4年制で、日本より1年早く始まります。 第6学年(スィズィエーム)が日本の小6、最終学年の第3学年(トロワズィエーム)が日本の中3です。 普通、音楽の授業は週1ですが、私の中学はコンセルバトワールとの協定があり、ダンス、スポーツ、音楽が専門の生徒もいます。音楽が専門の子たち(CHAM)のクラスは、クラス全体で受ける授業の他に週1で音楽の授業が1時間、コーラスが1時間追加されます。 私の持っているのは、一般の小6、専門のある子たちの中2、一般の中3に加え、 小6、中2の音楽科とコーラス、中3の特別クラス「映画と音楽」、中2の特別活動「ビデオ作り」です。最後の1つは、ほとんど音楽に関係ないという・・・ 民俗音楽学専攻だから、中学とはソフトは違うけれど一応ビデオ編集などはできます。0からでなくてよかった、ほっ。 今、とりあえず、とりあえず、とりあえず、プリント作りが終わったのは、中2の一般音楽、前任の先生に授業ソフトを頂いた小6の一般音楽です。 前任の先生兼私の直属の上司からは、大まかな流れ 小6 中世音楽〜バロック 中1 バロック〜クラシック 中2 クラシック〜ロマンティック 中3 現代 に沿っていれば、時代を越えて作品選びをしてよい(お好きに)といわれているものの、 一応、生徒たち(特に中2、中3)には流れってものがあるわけです。 今年に入ってすでに2セカンスが終わっているので、何をやったかは、一応聞いたものの、音楽科クラスの個人の楽器演奏レベル(コンセルバトワールはレベル別)や専門楽器は様々なので、選択が難しいです。 昨日から、現在中2の音楽の曲の選択にとりかかっております。ラモーから初めて、現在バッハのインヴェンションの分析をしているところで、私にバトンタッチ。 とりあえず、年明けは宿題の答え合わせと前任の先生の終わっていない部分の続き。 その後は、チェンバロの構造とチェンバロの音楽について触れるのですが、 これではテーマが大きすぎて、どうしたらよいの?!という感じです。 去年、彼らはバロックオペラを勉強しまくったらしいので、純粋チェンバロ音楽ということで、チェンバロ音楽の即興性に持って行こうかと思ったのですが、私が個人的にはかじっただけの分野なので、なかなか進みません。 こんなに私が悩んでいるのには、訳があって、フランスにはプログラムはあれども、教科書はなく、個々の授業の内容は先生が決められるのです。(ここ1、2週間で、それでもよく取り上げられる曲はある、と知りました。) 曲の大まかな選定はしたので、後は一体何をメインに分析するかを決めるだけ。 年内に終わらせたいので、休憩終わり! ところで、この貴重な体験をブログに綴ることにしたのは、日本で活躍なさっている諸先生方とつながりたかったからです。教師の皆さま、よろしくお願いいたします。 ■
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by gaiakiko
| 2013-12-31 09:01
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