十分あると思っていた2週間のクリスマス休暇も残すところあと2日。
だらだらと方向性の定まらぬまま準備を続けてしまい、 結局今年はクリスマスもお正月もなしでした。 10種類の授業のうち、2つは合唱(まだフランス語を暗譜していないという)、 2種類は特殊なもので、同僚の先生方が初心者の私のために年明け最初の コマは引き受ける!と言ってくださったので、準備なし。 それ以外のプリントは作り、今前任の先生兼上司に送ってみました。 フランスでは10年ほど前から(正式な年数は忘れた。。)「複合芸術史」と訳したらいいのか、 美術や音楽、文学史などを総合して学ぶ試みがなされているようで、 中学最終学年の3年生(でも4年目)は、その総まとめとでもいうべき試験があります。 フランス語、地理・歴史、美術、音楽の先生方がそれぞれに課題を出し、 そのうち2つを生徒が選び、口述試験の準備をします。 (まだきちんと把握してないので、間違ってるかも・・・) 私の前任の先生はアラゴンのある詩を元に作られた様々な楽曲の分析をテーマにすえていらっしゃるので、私はそれを引き継ぎます。 (実は、個人的に昨年1年勉強しまくり、オケのリダクションをオケ譜を見ながら弾ける 春の祭典を扱うクラスもあるようで、そっちに変えたいが、私が研修をしたバカンス前では 変更するには遅すぎたので仕方ない!!!) まずは、年明け、生徒に作品リストが配られ、選びます。各教科の担当教員は、 それぞれ、自分が課題に出した作品を1クール教えます。 生徒は、自分が選んだものも、そうでないものも一通り学ぶことになります。 アラゴンの詩。 プーランクの「c」を歌って以来、久しぶりに読みました。 世界史は高校の必修世界史Aしかやっていないので、学ぶことが多くあります。 この年末年始、様々な中学の授業内容やアカデミー(教育委員会?)の発行している 参考資料、はたまた国の文書などを読みましたが、教科書に従う授業を受けてきた私にとって、 教科書のない授業というのは未知の世界、なにをもって自分の選択でよいと確証が持てるのか 不安です。そんなとき、元保健の先生の母に、「生徒も教師も考えさせる教育なんでしょ」と言われ、はっとしました。自分がまかされた仕事の責任と重大さがわかってきました。 特に、前任の先生が超大ベテランですから、生徒にも私との差がわかってしまうでしょう。 異文化から来たフランス人でもフランス語圏出身でもない私ならではの物の見方を提示して、 いろんな価値観があることをわかってもらえるように頑張ろうと思います。 ああ、私の研究はいつになったら進むのでしょう。。。 時期タームは、絶対マダムジャポネーズならではの「世界の音楽シリーズ」を取り扱うぞ!!
by gaiakiko
| 2014-01-04 07:11
| 授業
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